・配線について
簡単な配線手順
車両ECU(キーオンでONの線)に赤色線を共通接続。
ECUグランドに黒色線を共通接続。(エンジンECUケースは通常アースされていません)
エアフローセンサー信号線を切断して、エアフローセンサー側に桃色線を接続。
エアフローセンサー信号線のECU側を白色線と接続します。(セッティング後)
スロットルセンサー信号線に青色線を共通接続。
回転信号線を橙色線と共通接続します。
重要!
初期設定が終わるまで、エアフローセンサーの配線は切断しないでください。(桃色の配線のみ可能です)
白色、または黄色の出力線1、2も接続しません。
これは初期設定(シリンダー数設定)の際にエンジン始動の必要があるためです。
自動セッティング、または手動による設定がある程度完了した時点で、エアフローセンサーの配線を切断して出力線を接続します。
※コネクタの配線側 から見た配置図です。
MAFセンサー接続(CUTとOUTの接続は基本セッティング後)
特に注意!
バッテリーに直接配線しないで下さい。(始動時のセルによる異常電圧で故障する可能性)
アクセサリー電源では動作しません。(エンジンスタート時に電源が切れる可能性)
配線は短く整然と、確実に配線してください。
接触不良が多いため、ワンタッチカプラーは使用しないでください。
エンジンルームには設置しないでください。
出力線はエンジンコンピュータへ接続します。アースや電源線とショートさせないように注意してください。
入力線は入力5Vです。電源等にショートさせて過大な入力にならないよう注意してください。
- 赤色線 12V電源に接続します。(10Vから16Vの範囲)
ECUの配線から分岐してください。バッテリーから配線しないでください。
- 黒色線 ECUのグランド線と分岐してください。
ボディーアースはお勧めしません。
- 白色線 信号出力1(0Vから5Vのアナログ出力)
エアフロー信号出力1です。
エアフローセンサー信号線を切断の後、ECUのエアフロー信号入力端子に接続して下さい。
(初期、自動セッティング終了まで、ショートしないよう配線の先端にテープなどを巻いて絶縁してください)
- 黄色線 信号出力2(0Vから5Vのアナログ出力、エアフローセンサーが2個ある場合使用)
エアフロー信号出力2です。
エアフローセンサー信号線を切断の後、ECUのエアフロー信号入力端子に接続して下さい。
信号出力1と同じ電圧を出力しますが、別系統の回路になっています。
サージタンクまでで吸気が合流するエンジンには使用可能ですが、複数のサージタンクまで個別の流入経路を持つタイプのエンジンでは問題が発生する可能性があります。
(この配線を使用しない場合は、ショートしないよう配線の先端にテープなどを巻いて絶縁してください)
- 青色線 スロットル入力(0Vから5V範囲のアナログ入力)
スロットルセンサーからの信号を入力してください。
スロットルセンサーが無い車種、またはアイドルスイッチ方式の場合は使用しません。
(この配線を使用しない場合は、ショートしないよう配線の先端にテープなどを巻いて絶縁してください)
- 桃色線 比較用のエアフローセンサーからの信号線に接続してください。(0Vから5V範囲のアナログ入力)
複数のエアフローセンサーがある場合は、どちらか一方に配線します。
初期セッティング、自動セッティング終了後は使用しません。
(この配線を使用しない場合は、ショートしないよう先端にテープなどを巻いて絶縁してください)
- 橙色線 回転信号入力(0Vから5V範囲のデジタル入力)
エンジン回転信号の線と共通に接続してください。
回転信号パルスは、以下の条件である必要があります。
LO判定 +1.5V以下
HI判定 +2.5V以上
直接ECUの回転信号から取得してください。CANアダプターによる信号は遅延を生じるため使用できません。